喉頭がんについて
喉頭がんの原因や症状、治療についてわかりやすくまとめています。
原因
耳鼻咽喉科・頭頚部外科の領域で最も多い癌で、男女比が10:1で圧倒的に男性に多い癌です。原因としてタバコが強く関わっています。
喉頭がんの症状
ガラガラ声のこえのかすれで発症することが多いですが、癌の出来た場所によっては声がかすれないこともあります。
このほか、のどの奥の痛み、飲み込みにくさなどが生じて、徐々に症状が悪化していきます。
喉頭がんの治療
癌の治療には、手術・放射線療法・抗がん剤治療などがありますが、癌の進行具合や患者さんの体の状態を考慮して、これらの治療法を組み合わせて行います。
初期なら放射線治療あるいは放射線と抗がん剤を組み合わせる治療で、声を残すことができますが、進行した癌に対しては、咽頭を摘出する手術が必要で、声が失われます。総合病院での治療が必要となります。
気を付けること
タバコを吸っている人は、喉頭がんのリスクが20~30倍と言われており、予防にはタバコをやめていただくことをお勧めします。
喉頭がんになってしまった人は、治療で治っても、タバコを吸うと高い確率で癌が再発してしまいますので、二度と吸わないようにしてください。