メニエール病について
メニエール病の原因や症状、治療についてわかりやすくまとめています。
原因
耳には音を聞く機能のほかに、体のバランスを保つ「平衡機能」があります。この2つの機能をつかさどるのが「内耳」ですが、内耳のリンパ液の圧が高くなってむくんでしまう(内リンパ水腫)ことで起こるのがメニエール病です。
ストレスや疲れがあると内耳がむくみやすく、これらが原因となることがあります。
メニエール病の症状
数時間~数日続くめまいを繰り返すことが特徴です。頭痛・耳鳴りや耳がつまった感じを伴うことも多く、めまいの前兆としてこれらがあらわれることもあります。雨や天気の悪い日に起こりやすい病気です。
症状に波があり、数日のうちで良い日と悪い日があったり、数か月から数年の単位で繰り返したりまったく治っていたりします。
メニエール病の治療
飲み薬や点滴などの治療がメインです。めまい治療薬や、内耳の機能を改善させる目的でビタミンB12や内耳循環改善剤などを使用します。
内耳のむくみをとる目的で水薬の利尿薬を使うこともあります。
めまいや難聴がひどい場合などは、ステロイド剤や、循環改善剤などの点滴を行うこともあります。
気を付けること
ストレスや疲れが原因となっている可能性があり、休養をとってください。十分な睡眠やストレスを解決することも重要です。
タバコやお酒は内耳のむくみの原因となりますので、タバコは控えていただくか禁煙、お酒もひかえてください。
最近のトピックスとして飲水治療(水筒やペットボトルを持ち歩き、いつもよりお茶や水を1日合計1リットル余分に飲む)やウォーキングなどの有酸素運動などが予防につながると言われています。